ウルピナ
[ゲーム内解説]
貴族のお嬢様で甘えっ娘。だが天性の指導者にして政治家。その片鱗は既に現れている。
自由気儘な娘でいたい気持ちと、武門の家を背負って立ちたい願望の間で揺れている。
今作の未購入者や初心者向けに、シナリオとシステムの概要をご説明いたします。
4人の主人公のうちから1人を選び、ゲームを開始します。
主人公達は「星神」や「邪神ファイアブリンガー」と呼ばれる神格化された登場人物達によって運命に翻弄されながら、帝国が瓦解した混乱の時代を冒険します。
メインシナリオは「大地の蛇」、「不死鳥」、「シグフレイ」、「緋の欠片」の4編が用意されていますが、1回のプレイではそのうち3編しか遊ぶことができません。
また本筋とは直接関係しないサブシナリオも数多く用意されています。
基本的には周回プレイが前提でデザインされており、ゲームの全貌は、4人の主人公のシナリオを全てクリアする頃、ようやく明らかとなってきます。
ちなみに筆者の1周のプレイ時間は平均35時間位ですが、これは全てのイベントをやりつくし、技やアイテム等も全て取得する位やりこんでいます。通常クリアを目指すだけなら20時間前後で行けます。(その辺りの感覚は個人差があると思うので、ご了承下さい。)
尚、これまでのサガシリーズでは恒例で、ワールドマップ上で流れるBGMが主人公によって異なりますが、今作では通常バトル時に流れるBGMも主人公によって異なります。
今作ではゲームを開始すると、緋色の彗星から7つの質問を投げかけられ、その回答によって主人公とその「宿星」が決まります。「宿星」は、木・火・土・金・水(五行)のうちから決まり、主人公の能力値が若干変化します。
質問から決まった主人公を拒否し、別の主人公を選ぶこともできますが、その場合は能力値に宿星によるボーナスが加算されません。
[ゲーム内解説]
貴族のお嬢様で甘えっ娘。だが天性の指導者にして政治家。その片鱗は既に現れている。
自由気儘な娘でいたい気持ちと、武門の家を背負って立ちたい願望の間で揺れている。
[ゲーム内解説]
力のある魔女で、次の大魔女候補と見られていたが、魔女をやめてしまった。
自由奔放な魔女の生活に疲れたという。だが、大魔女なんてものが嫌だったに違いない。
[ゲーム内解説]
はっきり言って悪(わる)だ。口より先に手が出るタイプで、善良な大人は手を焼いて近づかない。だが周囲に人は集まってくる。彼は絶対に、仲間の信頼を裏切らないからだ。
[ゲーム内解説]
見習い時代から、処刑人として多くの死と向かい合ってきた。諦め、覚悟、恐怖、怒り。
すべての死と死者に対する敬意が、彼の仕事と存在の根底を成している。
主人公を決定し、物語が開始された冒頭のイベント直後から、ワールドマップ上を自由に移動できるようになります。
町や洞窟等のイベント地点はシンボルで表示され、そこで決定ボタンを押すとイベントが進んだり、町の施設を利用できたりします。
イベント地点で戦闘が行われる場合の多くは、事前にバトルの難度(Easy, Normal, Hard, Very Hard の4段階)、出現する敵のアイコン(ただし撃破履歴のある敵だけ)、倒した後の報酬等が表示されます。
イベントはいわゆる紙芝居の形式で進み、ダンジョンマップは今作に存在しません。(ただし、左右どちらに進むか選択しながら探索する疑似ダンジョンは存在します。)
イベントでは様々な選択をプレイヤーに委ねられ、選択次第でシナリオが分岐したり、新たなバトルメンバーを仲間にしたり、アイテムを入手したりします。
上記「フリーワールドシステム」の関係で、今作で遊んでいる時間の大半はバトルとバトルの準備となります。そのバトルのメイン要素とも言えるのが、「タイムラインバトルシステム」です。総じてシリーズ上でも非常に戦術性が高く、またゲームとしての難度も高いと言えます。
バトルはターン制で展開されますが、ターン開始時のプレイヤー側の行動を選択するとき、既に敵の行動と行動順序は明らかになっています。ただし、敵の行動のターゲットまでは明らかにはされません。
ユニットの行動(技と術)には、5人のバトルメンバー共有のBP(ブレイブポイント)を、技や術ごとに決まった一定量消費します。1ターンで消費できるBPはターンごとに決まって(後述の「陣形」に関係する)いて、持ち越しはできません。
よって、1人に全てのBPを注いで大技を使っても良いし、全員にBPを分配して戦っても良いでしょう。行動しないユニットは自動的に「防御」となります。
また、ユニットの選択した技や術によって、行動順が補正される場合もあります。次に述べる「連撃」は、そういった行動順の補正を有効に使って狙います。
戦闘中に敵や味方のHPが0となり倒れたとき、タイムライン上で倒れたユニットの左右が味方同士または敵同士だった場合に、「連撃」が発動します。
連撃は、1人のユニットに対して連撃参加者全員が打撃を与えることで、大きなダメージを与えるだけでなく、次のターンに連撃参加者全員の消費BPが一定量軽減(※)されます。
パズルゲームのような要素ではありますが、敵を倒すときに連撃を狙うことは、今作の基本戦術です。
※同時に、後述する術の詠唱ターンも条件によって短縮されます。
プレイヤーが操作する各ユニットは、7つある武器種のうち1つを装備するか素手によって「技」を使用したり、杖を装備して「術」を使用したりできます。今作では、戦闘中に装備を変えることはできません。
「技」は、敵にダメージを与える効果が主ですが、ダメージを与えつつ自分の戦闘能力を高めたり、敵の戦闘能力を低めたり、何らかの状態異常・一時異常を与えたりします。
1つの武器種(または素手)ごとに10種以上の技が用意されていますが、単に敵にダメージを与えると言っても、技の数だけ様々な戦術があります。
最初のうちは使える技の種類は少ないですが、戦闘を繰り返すことで新しい技を「閃く」ことができるので、ゲーム後半に差し掛かる程、戦術的要素が増えていきます。
サガシリーズの目玉要素の1つである技の「閃き」ですが、今作では強い敵と戦えば閃きやすいだけでなく、そのユニットがこれまで同じ武器種で消費したBPの蓄積量が閃きに大きく影響します。
よって、育成したいユニットには、積極的に大技を使わせた方が良いでしょう。
技の中には、敵の行動によって発動するリザーブ(予約)技があります。リザーブ技には、プロテクト技、カウンター技、インタラプト技があります。これらを理解し、使いこなすのが、先述した「連撃」と平行して、戦術を学ぶ最初の一歩だと言えます。
プロテクト技は、自分以外の味方を守るという行動で、攻撃手段ではありません。HPの回復手段に乏しい今作では、HPが減った重要な味方を守ることは、戦術上、非常に効果が高いです。全体攻撃を受けた場合等も、守られた味方は被害を受けません。プロテクト技は1ターン中に何度でも発動します。
カウンター技は、自分が攻撃対象となった場合(ただし全体攻撃や間接攻撃を除く)に1度だけ発動し、仕掛けた敵の攻撃を無効化しつつ、敵を攻撃します。
インタラプト(割り込み)技は、敵の特定の攻撃属性(斬・打・突の3種のうち1つ)に対して1度だけ発動し、仕掛けた敵の攻撃の前に、敵を攻撃します。敵の攻撃は無効化しませんが、カウンター技よりも確実に狙うことができ、技のパフォーマンスが高いのが特長です。
敵もリザーブ技を使うことがありますが、その場合は、行動名として「???」と表示されます。ゲームに慣れてきたら、どの敵がどんなリザーブ技を使うのか、記憶しておくことが攻略の鍵となってきます。
尚、リザーブ技は弓や術等による「間接攻撃」で解くことができます。ただし、間接攻撃であってもインタラプト技には反応してしまうため、間接攻撃の攻撃属性には十分注意しなければなりません。
「術」は、他のゲームで言う魔法のようなもので、強力な全体攻撃を始め、様々な効果を持つものがあります。杖を装備したメンバーが戦闘時に使うことができます。
術が技と異なるのは、発動まで詠唱にターンを要する点です。詠唱中のターンは他の行動を取ることができませんが、その分、発動したときの効果がは高いです。
敵も術を使うことがありますが、敵の術が発動した場合、かなり壊滅的な被害を受けます。もし2度も敵の全体攻撃術が発動したならば、多くの場合、全滅は免れないでしょう。
よって、術を詠唱している味方をプロテクト技で守ることや、術を詠唱している敵を集中攻撃することもまた、今作の基本戦術の1つと言えます。
新しい術は、戦闘後に「フラックス」という気のようなものを吸収することで、一定の法則に乗っ取り、閃くことが可能になっています。
技と術は、それに呼応する武器種ないし五行のスキルレベルに比例して強くなります。スキルレベルは、戦闘後に一定確率で上昇します(最大50)。
スキルレベルとは異なり、技と術には0〜3の「ランク」が存在します。ランクが1上昇すると消費BPが1軽減され、それ以上消費BPを軽減できない場合(下限の1まで減った場合)は、技や術のパフォーマンスが大きく向上します。
技は、戦闘中その技を使用しているときにランクアップが発生しますが、使用回数が多いほど、またスキルレベルが高いほどランクアップの発生率は上昇します。
術のランクアップは、やはり戦闘後に「フラックス」を吸収したときに発生します。スキルレベルが高いほどランクアップの発生率は上昇します。
今作のユニットの成長は、これら戦闘後のHPとスキルレベルの上昇、および戦闘中やフラックス吸収時のランクアップによって行われるのみです。
尚、ユニットによって最初からスキルレベルが0に設定されている武器種および五行は、適性が無いことを意味し、適性がある他のユニットに比べ、技や術の性能が下がります。
陣形とは、戦闘時のフォーメーションのことですが、実質的には、戦闘時の初期BPと最大BP、およびBPの増減条件を決めます。
多くの陣形は初期BPが4で、ターン毎に1ずつ増加し、8で最大値となりますが、陣形によって初期BPが高い分、BP増加条件が難しかったり、最大BPが低かったりします。
また例えば、特定の武器種の消費BPを抑えたり、ユニットの能力を増減させたりもします。 初期は主人公ごとに3つの陣形が用意されていますが、新しい陣形は新たな仲間が加入したときに取得します。
戦闘中に窮地に陥った場合等、ランダムで十二星神による「恩寵」が発生することがあります。その効果は星神によって、味方全員のHPを回復する等、様々です。
一度発生した恩寵は、一定数まで陣形に登録され、以降、その恩寵は発生しやすくなります。結構な頻度で発生する上、HP回復手段が乏しい今作では、戦術要素の1つにもなり得ます。
ユニットごとに、武器、盾、主防具、副防具、アクセサリーを1つずつ装備できます。
ワールドマップ上のイベント地点の1つである町では、装備している武具を鍛冶屋で強化することができます。これにはバトルの報酬として獲得した結晶等の「素材」を消費します。
「ロール」とは、複数の特定の技や術を修得したときに身につく特殊な役割です。
特定の属性による攻撃で与えるダメージを増加したり、逆に被るダメージを減少したり、状態異常の耐性を得たり、その内容は様々です。
中には長剣を左右の手に1本ずつ装備(二刀流)できるようになるロール等もあります。
ロールを狙って取得していくためには、1人のユニットに複数の武器種を平行して使わせて技を覚えていかなければなりません。
とは言え、今作の真のラスボス以外は、ロールの取得を意識しなくても十分撃破できます。
ただし逆に言えば、真のラスボスはロールをしっかり用意していないと勝てないため、このサイトの「実績完遂計画」ページでは、ロールの取得についてしっかり解説していきます。
今作には、通常のラスボスと同等か、それ以上に強力な敵が20組以上用意されています。それらの敵を全て撃破したいのであれば、「実績完遂計画」ページをご参照下さい。
今作の未購入者や初心者向けに、シナリオとシステムの概要をご説明いたします。
主に1周目を遊び始めた方へ、主人公別にこのゲームの序盤の進め方をお伝えします。
主に1周目を遊び始めた方へ、技と術について解説・指南いたします。
主に実績をコンプリートしたい方へ、ゲーム全体の攻略計画について伝授いたします。